チンポをなめているとき、チンポもまたこちらをなめているのだ。その1

 

炎暑酷暑のみぎり、みなさまのご健勝をお祈り申し上げます。


突然ですが、あなたは自分自身が『チンポを舐められる人間』なのか『チンポを舐められない人間』なのか、ご存じですか?

 

大丈夫です。知らないことを恥じる必要はありません。


かつてはわたしもそうでした。自分がどちらに属しているのか、知らぬまま生きていました。その問いに向き合う必要を感じながらも、気づかぬふりをしてきました。


自分がチンポを舐められるのか舐められないのかも知らぬままスーパーで野菜を買い、コンビニで公共料金の支払いをしていました。しかし、わたしはその問いの答えを持たないままのうのうと生きている自分がどうしても許せなかった。知らずに生きていることがひどく不自然に思えてきたのです。


だからタイへ飛びました。

すべては自分を深く知り、理解するために。


わたしはただ、自分が『チンポ舐められる側の人間』なのか、それとも『チンポ舐められない側の人間』かを見極めたかったのです。

 

"わからないまま終わる、そんなのはイヤだ"

 

まさにその歌詞のとおりでした。

やなせたかし先生も陰茎について自問なさっていたのでしょうか。いまでは確かめる術もありません。

 

 

 

 


そんでまあ、やはりチンポを舐めるといえば、タイ。


言わずもがなですが、タイはニューハーフ大国。道を歩けばキレイな長身のニューハーフがそこかしこを闊歩しているという最後の島(ラフテル)。そこにたどり着く事ができればきっと答えを見つけることができる、そう信じてエアアジアの航空券をクリックしたのです。

 


渡航についてなんら難しい点はありませんでした。ビザも必要ないので航空券を取得すればすぐに行けますし、入国も非常にシンプルです。


厳めしい入国管理官を目の前にしてわたしも最初は不安でした。しかし男がひとりでタイへ行くなんていったらマリファナ吸うかチンポ吸うかの2択なので、イミグレーションで『sightseeing!!(訳・おチンポ舐めたいです!)』と元気に発声したところ、入国管理官のおっさんも『おっ、イキがいいねえ!』と言わんばかりの軽快さでパスポートにスタンプをバシっと押してくださり、スムーズに入国できたのでした(さすがほほえみの国ですね)。


そんでバスに乗り込みウキウキで首都バンコクに向かいます。冷房が壊れたバスに揺られながら、まだ見ぬ美しいニューハーフたちとその股間にあるといわれる”ひとつなぎの大秘宝”を夢見たものです。


そしてはじめてバンコクに降り立ったとき、あることに気がつきました。

 

 

ぜんっぜんニューハーフいねえ。

 

 

ぜんぜんいないよ。お坊さんと野犬しかいない。なにこれ?マイクラのマップ端?


いやいやいや、舐めてんの?おれはチンポ舐めに来たんよ?


話が違うじゃん。タイにはニューハーフがめちゃめちゃいるって聞いてたから、こっちは17年ゼミの大量発生みたいなイメージで来てんのよ。ノーチンポじゃん。いやチンポはそこらじゅうにあるけど、おれの求めるプレチン(プレシャスチンポ)はここには1本もない。早く来すぎた?ニューハーフまだ地下で眠ってる?

 

ちょっといきなり前途多難!

あたしのタイ旅行、これからどうなっちゃうの~~~~???

 

 

 

次回予告

チンポ舐めます。